創業当時から変わらない家具職人の手作業による製造。 ここでは、SPLENDOR(スプレンダー)の製造工程についてご紹介します。
ノミ、カンナを使って木材を加工し、必要な部品を製作します。
日本の伝統的な製造方法である「ほぞ組み」で組み立てます。 釘やネジなど、金物を一切使わないこの方法は、機械化された製造方法では決して生み出せない、 美しさと強度を合わせ持った家具の下地となります。
ツキ板を裁断機で美しくカットし、ホットプレス機で貼ります。 細かな部分については、熟練の職人が鉄製のアイロンで一つひとつ丁寧に貼ります。 接着剤については、人、環境にやさしい膠等を使用しています。
機械化された工場では部品ごとに染色しますが、 当社では、気温や湿度による色ムラを防ぐため、 生地の状態で組み上げてから染色(後塗り)します。 作業は、他の商品に色がつかないよう広い空間で行っています。
天然木に必ずある節・傷を専用の刃物ですべて取り除きます。 取り除いた後は、同じツキ板を節・傷のあった部分だけにアイロンで貼付け、 ペーパーを使って平面に仕上げます。
SPLENDOR(スプレンダー)の命とも言える「輝き」の要、 WAX入りポリエステル樹脂。 専用の刷毛でムラなく丁寧に塗っていきます。
ポリエステル樹脂が硬化した後、4種類のペーパーを使って平面に仕上げていきます。 ポリエステル磨き塗装で1番大事と言われるペーバーの作業は、 少しの力加減で仕上がりが変わるとても繊細な作業です。
家具の内側にはクリアーを吹き付けます。 ホコリが付着しないよう、内圧制御された水洗ブース(クリーンルーム)で行います。 作業場には、ドアの開閉でホコリが入るのを防ぐため、 広いストックヤードも設けています。
微粒子コンパウンドを付けウールバフ(羊毛)で磨きます。 美しい光沢が得られるよう独自開発した機械で広い面を、手持ち用バフで細部を仕上げます。 その後、企業秘密であるひと手間を加え、 SPLENDOR(スプレンダー)独特の水に濡れたような輝きに仕上げます。
家具は使用されるお客様と長年お付き合いをし、一緒に歳を重ねていくものです。 長くお使いいただけるよう、扉、鏡、ガラスを取り付けたあと、 仕上がった家具を細かく最終チェックして完成です。
テーブルの中身はどうなっていると思いますか?木製家具といっても中身はハニカムダンボールや、木で枠を組み両側に板を貼ったもの、所々空洞になっているものがたくさんあります。当社はそのような中で、家具本来の耐久力を保つため、ダイニングテーブルの中には桐を、センターテーブルの中にはパーティクルボードを、テレビボード、キュリオケースなどの中にはブロックボードを隙間なく入れています。